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赤鬼という人間①〜人生編〜

【中学校不登校】

【定時制高校卒業】

【年収400万会社員】

 

4年前。俺は底辺を生きる
年収400万円のサラリーマンだった。

変わらない日常を過ごしていた。
そんなある日

『ストリートナンパ』
と出会った。

 

0から出会いを作り出し
気が付けば男女の関係になっている
そんな非日常が楽しくて
毎日出会いを求め続けた。

 

 

そして4年後。

俺は今、サラリーマンを続けたまま

【最高月収3400万円】
【資産億越え達成】
【愛車フェラーリ2000万over】
【タワマン2LDk45階over】
【ラトゥール35階over】
【1300人斬り元日本最強ナンパ師】

一生懸命取り組んでいけば
自分の世界は広がっていく。

そして、人生が変わっていく

 

【仕事・女・金】

全てを手に入れようと駆け抜ける
あるサラリーマンの物語

 

 

【人生編】人間赤鬼の過去

【第一章】アイデンティティの形成

 

2X年前。

俺はある田舎町で生まれた。

自然に囲まれて覚えたものは釣り、料理。

 

そんな俺の人生が最初に大きく変わったのは小学生の時だった。

 

教育熱心な父親のおかげか、英才教育(仮)を受けていた俺は小学3年で英検3級小学6年になる頃には高校で習うであろう数学にも触れていた。

 

大人になって父親と話した時に聞いた。

 

親父は俺を医者にしたかったらしい。

 

そんな期待を一身に背負った12歳の少年は

 

その重圧から逃れたい気持ちと反抗期が重なり、ある行動にでる。

 

父親への徹底反抗。

 

今思えばアホらしいが父親が勧める全てを否定し拒否した。

 

受験で入った中学もすぐに辞め一気に転落した人生を駆け抜けていった。

いつも口論から戦いに発展しやられては捨て台詞を吐きまた喧嘩の毎日。

通報されたこともしばしば。

 

そんな中学時代を生きた
俺の内申点(懐かしい響き)は

1年生の時は45点中23(転校後)
2年生の時は成績で39に上げた。
それが3年生には11になっていた。

 

3年の時は学校にも行かず友人達と夜中に走り回っていたのも原因であるが。

 

学校もまともに行っていない俺の選択肢は限られていた。

 

就職か進学か。

 

その時に第二のターニングポイント。

 


「あんたは父親と離れた方がいい」

 

 

 

父方の祖母の言葉。

 

家族、親戚、誰も否定しなかった。

 

正直。

 

高校に通うつもりもさらさらなかった

そんなある日

 

「高校は行っておかないと人生が終わる」

 

ふとそう思い、中学3年の3月後半。

 

ギリギリもギリギリで定時制高校に通うことを決めた。

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

俺は家を出て15歳から
一人暮らしを始めた。

 

 

 

【第二章】生き抜く為に。

朝はバイト、夜もバイト。

 

家賃とか学費とか全ての障害が存在したが父親とだけは関わりたくない。

 

そういう気持ちで働いた。

※(実際のところ高校生のバイトで払うことは不可能。金銭面でかなり援助されてたが当時は気付いていなかった。)

 

そんな俺に不良達が牙を剥いたのは高校に入って2ヶ月が過ぎた頃だった。

 

格闘技をやっていた俺は身長178.60キロと背は高いが痩せ型だった。

 

実際格闘技やってるし親父と喧嘩してたし。

 

不良達は平気だろうと思っていた。

 

が。

 

そんなに世の中は甘くなかった。

 

ある日、1人のクラスメイトが不良に因縁をつけられる。

 

流石にいきなり喧嘩も良くないので

 

「話し合えば分かるでしょ」

 

と間に入った。

 

 

 

その場は落ち着いたと思った。

 

 

 

 

それはとんだ勘違いだった。

 

 

 

 

気付いたら13人に囲まれていた。

 

主要メンバーに蹴りを喰らう。

 

こっちも掴み返すが

 

喧嘩慣れした本物の不良相手に怯えることもなく立ち向かえる程修羅場を潜ってきた人間ではない。

 

 

ただやられるだけ。

 

 

人が集まって止められるまで実際は1分もない時間だったのだろうが

 

永遠に感じた。

 

その時に思った

 

「格闘技してるだけじゃ意味がない」

そして、俺が庇った奴も
見て見ぬ振りをした。
俺を助ける人間は、いなかった

俺は気づいた。

 

『自分の身は自分で守らないといけない』


それが、筋トレを始めた理由。

 

高校1年の夏休み。

 

常に身の危険を感じて生活する中体格が良ければ不良は手を出してこない。

 

そう確信していた。

 

定休日以外の毎日
格闘技ジムでスパーリングをしたあと
フィットネスクラブに移動し
10キロのランニング、1キロのスイミング
そこから2時間のウエイトトレーニング。

オーバーワークなんて言葉は存在しなかった。
生きる為にはやるしかなかった。

必死だった。

(実際そこまで危機迫ってはいなかったのだろうけど一度恐怖を体験した俺からしたらすれば何も考えられないくらい必死になっていた)

 

朝昼夜問わず毎日必死にトレーニングしてる高校生は珍しかったのだろう。

 

気が付いたら沢山の人に話しかけられるようになっていた。

 

のちに話すがこの人達との出会いが俺の価値観を大きく変えていった。

 

夏休みの間。

 

自分の命を守る為だけに毎日アスリートばりに身体を追い込んだ。

 

そして、夏休みが終わった時。

 

60キロだった体重は73キロになっていた。

 

誰がどう見ても高校生の体格では無くなっていた。

 

 

そこから少しずつ環境が変わり始めた。

 

不良も筋トレは好きだ。

不良「俺ベンチ○○kg上がったわ」

そんな中リーダー格の1人が。

不良「お前どうやったらそんな筋肉つくんだよ笑 教えてくれよ笑」

おに「お、おう」

 

(機会があったら、こいつら全員してやる。)
そんなことを考えつつビクビクしていた俺の努力は
全く違う方向で結果に繋がることになっていた。

あの時の争いはなんだったのか。

 

ここから俺の高校生活は輝き出した。

 

ヒエラルキートップの友人(?)グループのおかげで完全に無双状態。

他校に彼女ができたり
色々な高校に知り合いが増えて
学祭にみんなで顔出したり
公園にバイクで集まったり
カラオケオールや宅飲みと
全ての集まりに連れてかれるようになっていた。

ninjaに乗ってる知り合いに憧れてninjaを購入したのもいい思い出だ。

 

【第三章】人との繋がり

高校生活に何も不自由がなくなり全てが順調だった。

 

恋人も仲間も遊ぶ金もある。

高校生なのに家賃9万の家に一人暮らし。
毎日溜まり場になっていた。

その頃、生きる為に始めた筋トレは趣味になっていた。
3年間ほぼ毎日通っていたジム。
気付けば沢山の知り合いができていた。

2050代の男女。

高校生が出会うことはあり得ないであろう人達と過ごす時間も増えていた。

ジムのイベントにはほぼ出席。
打ち上げや旅行にも参加。

 

ジムのトレーナー達だけで行くツーリングに
何故か高校生会員の自分も参加して
温泉に行ったり。
みんなで富士山にも登った。

 

高校生では考えられないくらい価値観が広がっていた。

 

酔っ払いながら楽しそうに馬鹿騒ぎする大人達を見て過去の自分を振り返っていた。

 

「なんで親父と上手くいかなったのだろうか。」

 

父親と同じくらいの年代の人達に
囲まれて過ごす日々が増える中
反抗期だった自分を反省していた。

 

3年間、父親と顔を合わせたのは3回だけ。

その1回。

 

人生で初めて父親に頭を下げた。

「迷惑かけた。ありがとう。」

 

ぶっきらぼうに謝ることしかできなかったのは

 

1人で生きてきたつもりだった

 

高校生なりのプライドだったと思う。

『一人暮らしの高校生活』

という家族にとって
空白の3年間が
バラバラになった
パーツを繋ぎ
ひとつの家族に
戻していった。

 

 

 

【第四章】決断

 

卒業も見えてきて終わりが近付いていく中、

この先の生き方を考え続けていた。

 

本当にこのメンバー達と一生付き合っていくのだろうか。

 

高校生活は本当に楽しかったが一生関わっていくべきなのか。

かなり悩む中、ある事件が起こる。

当時、潜伏確変を狙うパチスロでの
20代中心のハイエナグループが流行っていて
友人達殆どがそこに入って金を稼いでいた。

その中で特に仲が良かった1人が突然失踪した。

様々な憶測が飛び交う。

「ヤザの息子と揉めて沈められた」
「借金返せなくて失踪した」

流れてくるどんな噂を聞いても穏やかではないものばかり。

(俺はここにいてはいけない。)

疑問は確信に至った。

(結局失踪の真相は無免で捕まり家庭裁判だかを受けるとかどうたらこうたらで引っ越しただけで全く事件性はありませんでした。世の中に流れる噂の適当さを学びました。)

 

そして、時は流れて卒業式。

周りに煽られ一発芸をかまして
後輩に絶大なインパクトを残したり
最後に一言を求められて良いことを
話したつもりが盛大に滑ったり。

そんな楽しい学校生活が終わって。

打ち上げ。
深夜三時。

某所居酒屋。

俺は1年の時にヤラれた時の主要メンバーと取っ組み合いをしていた。
きっかけは酔った相手とのしょうもない口喧嘩
ただ自分はその瞬間をずっと待っていたのだろう。

 

「もうお前らとは2度と会わねえ」

 

持っていた金を叩きつけてから3時間

1人で雨の中歩きながら過去を振り返り

 

全てを想い出として封印することを誓った。

 

そこから今まで。
この時のメンバーとは誰にも会っていない。

 

こうして俺は。

 

 

 

 

 

3年ぶりに実家に帰った。

 

 

【第五章】父親の強さ(物理)

高校を卒業し、ある仕事に付きたいと考えていた。

そのきっかけは親友編に記していくが
勉強をする為に学校に通っていた。

高校の一人暮らしで同級生達とは段違いに落ち着いていたし田舎に帰ってきたので毎日地元友人とツーリングに行くことが楽しみなくらいの平和な日常だった。

そんなある日、些細な事がきっかけで
父親と過去最大の大喧嘩(全然落ち着けてなかったwww)をする。

毎日ジムに通い格闘技と筋トレを続けた
180センチ80キロ筋肉質男の
渾身の右ストレートが父親の左頬を直撃
そこからコンビネーション5発の連続攻撃。

既に血が飛び散っていた。

 

「これが親父越えか。」

 

そう思った瞬間。

 

親父は反撃の膝蹴りを返してきた。
右太腿を直撃するもアドレナリン全開のためノーダメージ。
そこから取っ組み合って意地のぶつかり合い。
だが、気がついた時

俺は意識を失っていた。

親父は渾身のパンチをまともに受けながら倒れる事なく、反撃し、俺の頭を柱に叩きつけた。
それで1KOだった。
完敗だった。

「次はすからなテメェ」

負けた癖に捨て台詞だけ吐いて友人の元へ向かう俺。
友人に言われるまで服も顔も血だらけだったことは気付かなかった。

父親は強かった。
これ以降全く喧嘩をしなくなったレベルで仲が良くなった。

男は拳で語る

おばあちゃんが言っていた(言ってない)

 

 

【第六章】社会人とは

2X歳になった俺は、希望に胸を膨らませて社会人となった。
やりたかった会社に就職が決まり何も文句のない生活。
年収は400万円程度。

正直低いけどやりがいもあったし
このまま年を重ねて平凡に生きていく。

そう感じていた。

仕事をどんどん振られて忙しい日々
といいつつ上手くこなしていく中で。
1人の上司にある言葉を言われる。

「納涼船いくか」

これが、人生を大きく変えることとなる
『ナンパ』との出会いである。

 

 

『ナンパ編』に続く。

の前に。
人生を決めた親友との話。

 

 

 

 

 

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